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目黒は空いている手でAの手を握る。
目「俺一生Aと別れないから」
「…一生?」
目「そう」
ようやくAの視線が目黒に合う。
「それさぁ、結婚するってことだよ」
目「将来的にそうなる」
「プロポーズ?」
目「うん」
目黒からAにキス。
目「いつになるかわかんないけど。俺はAと結婚したいし、家庭を持ちたいって思ってる」
「うん」
ちゅっ。
目「不安にさせちゃうことこれからも出てくると思うけど、俺のこと信じて待ってて」
「わかった」
ちゅっ。ちゅっ。
「Aのこと好き?」
目「好きだよ」
「どんくらい?」
目「わかんない」
「わかんないの?」
目「だって比べるものがないんだもん」
「…んふふ」
目「Aは俺のことどのくらい好き?」
「病んじゃうくらい好き」
目「重いな(笑)それが俺の好きなA」
ちゅっ。
「あのね」
目「うん」
ちゅっ。
「動画撮ってる」
目「……はっ?」
「あっは」
目「待って。理解追っつかねぇ」
頭を押さえる目黒。
「わたしがワガママ言ったら蓮はどうするでしょうって検証してたの」
目「だからあんなこと言ってきたのか。いきなりおかしいと思ったんだよ」
「ごめんね、蓮」
目「すっごい恥ずかしい…ねぇ公開しないでね」
「するよー」
Aはカメラを取ってきて、顔を手で隠す目黒を映す。
目黒の膝の上に乗るA。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2024年3月28日 15時