ミルクとコーヒー2

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目黒side



ふっかさんから話聞いてなんでもっと早く気付いてあげられなかったんだろうって……


とりあえず後悔するのは後にしてラウを探す事に。


委員会があってる教室の前まで行けば何やら話し声が……


「村上もっとちゃんとやれよ！」

「ごめんなさい……」

「俺らの分もよろしくね〜」

「……はい」


ガラッ！


深澤「ラウ！」


ラウ「ふっか……さん」


深澤「お前ら……何くだらない事やってんだよ！」


3年「ふっかじゃん！何熱くなってんだよ」


深澤「何俺の大事な弟虐めてんだよ！」


ふっかさんはかっこいいよな。ラウの事ちゃんと守ってる。


俺はただそれを黙って見てる事しか出来なかった……。


3年「こいつが俺の女に手出すのが悪いんだよ！」


深澤「はぁ!?」


3年「ちょっと顔がいいからって調子に乗りやがって……」


深澤「あのな……お前の彼女他校の男と歩いてるの見たけど」


3年「はぁ!?嘘だろ!?」


深澤「俺嘘つかねーし。自分が振られた事をラウのせいにするんじゃねーよ！」


ラウをいじめてた先輩は意気消沈したのか肩を落として教室を出ていった。


へなへなへな……


目黒「おっと……大丈夫か？」


力なく座り込んだラウを咄嗟に支えたけど……


ラウ「……大丈夫」


向井「ラウ……全然大丈夫やないやん」


ラウ「大丈夫……ごめんね」


深澤「ラウ！俺いつも言ってるだろ！助けてって言っていいんだよ。辛かったら辛いって言っていい。ラウは我慢しすぎ！」


目黒「ラウ……俺ら友達じゃん。何でも言って欲しいな」


ラウ「うぅっ……辛かった……」


向井「ちゃんと言えるやん！これからはいつでも頼ってや！」


ラウ「でも……迷惑だし……嫌われたくないもん」


目黒「そんな事で嫌いになったりしないから」


向井「そうやで！俺ラウの事大好きやもん！」


ラウにちゃんと知ってもらいたい。俺らが傍にいるってこと。

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