ミルクとコーヒー2

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ラウールside



深澤「借り物競争でめめに引っ張られてたじゃん！良かったな」


ラウ「まぁ……僕が適任だったからだと思う」


深澤「適任？」


ラウ「背の高い人だって。めめから見て背の高いのって僕くらいだから……」


深澤「それでもラウ選んでくれたならいいじゃん。それよりはちまき交換した？」


ラウ「……する訳ないじゃん」


深澤「なんでだよ！早く交換しないとめめって人気あるんだろ？」


ラウ「めめ好きな人いるみたいだから……僕となんか交換しないよ」


深澤「えっ……めめって好きな人居るの？」


ラウ「多分……舘さんもめめは一途だって言ってたし。だから僕は友達のままで大丈夫！」


深澤「……それでいいの？」


ラウ「いいもなにも可能性ゼロなんだから仕方ないじゃん！友達じゃなくなる方がもっと嫌だし。だからいいの！」


深澤「……分かった」


ふっかさんと別れみんなの元に戻ればめめだけ居なかった。


ラウ「ただいま……めめは？」


向井「めめ早速呼び出しやな！」


ラウ「呼び出し？」


向井「さっき別のクラスの女の子から呼び出されたみたいやで！やっぱりモテモテやな！」


ラウ「……そっか」


宮舘「目黒なら大丈夫だよ。誰とも交換しないと思うから」


渡辺「だな。ある1人を除いては……だけどな」


向井「ある1人？誰なん？」


渡辺「それは……俺の口からは言えねーよ」


ラウ「……僕そろそろ委員の仕事に行ってくるね」


本当はまだ集合時間じゃないけど話を聞きたくなくてみんなから離れた。


ゆっくり歩いていたら……


「私と交換して下さい！」

「あぁ……ごめん。俺そういうのしないから」


見たくない場面を見てしまった……


ラウ「……」


目黒「じゃそういう事だから……ってラウ！」


めめは女の子を置いて僕の方に駆け寄ってきた。


ラウ「あはは……めめ凄いね！」


目黒「別に凄くないし……はちまき交換とか意味わかんないじゃん」


そう……だよね。

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