ミルクとコーヒー2

4 ページ4

ラウールside



ラウ「大丈夫かな……やっぱり僕足引っ張ってなかった？」


岩本「大丈夫だよ。ちゃんと踊れてたし、後は発表を待とう」


もうすぐ結果発表。この瞬間だけはどうしても怖い。


みんなの足を引っ張ってたらどうしよう……もっと上手く踊れたかもしれない……そんな反省をするのはもう何回目だろう。


佐久間「ラウもっと自信もてよ！せっかく一般の部で俺らと踊れるようになったんだからさ！」


深澤「そうだよ。ラウめっちゃかっこよかった！」


阿部「ラウが思ってる以上にラウのダンスは凄いんだから！」


ラウ「でも……4人で出た方が……」


岩本「それは結果聞いてから反省すればいい。ほらっそろそろ行くぞ」


司会「では結果発表の方をさせていただきます。まず3位……
」


3位から順番に発表されて2位までまだ呼ばれてない。


やっぱりだめだったかな……もしだめだったら絶対僕のせいだ……


祈る事しか出来ない。


司会「では1位の発表です。1位は……」


もう心臓バクバク。


司会「SNOWチームです！おめでとうございます！」


佐久間「よっしゃ！」


阿部「ラウやったね！」


ラウ「えっ……今……名前呼ばれた？」


岩本「呼ばれたよ」


深澤「せっかくだしトロフィーはラウがもらって来たら？」


ラウ「えっ……いやいや岩本くんとかが行ってよ！」


岩本「いいから……ほらっ！」


そう言われて背中を押された。


トロフィーを受け取り改めて客席を見ればめめと康二くん、それからなぜがめめの横にママまで居るのが見えた。


向井「ラウ最高やったで〜！！！」


ラウ「へへっ///」


めめと目が合えば笑って手を振ってくれたから僕も小さく手を振り返した。


なんとか表彰式も終わってホッとひと安心。


岩本「じゃ今日はお疲れ。次はラウの大会控えてるからな。次のレッスンからは本腰入れてやるから覚悟しろよ」


岩本くん笑顔で怖い事言わないでよ！

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す