ミルクとコーヒー2

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ラウールside



佐久間くんに変わってもらって再び康二くんの隣りに座った。


向井「ラウどうした？」


ラウ「へっ？」


向井「なんか元気ないように見えるけど……」


ラウ「そんな事ないよ！お肉食べようかな！」


めめが言いかけた事が気になってぼーっとしてたら心配されてしまった。


阿部「めめと話せた？」


隣の阿部ちゃんが小声で話しかけてきた。


ラウ「うん……」


阿部「夏休みまだ長いんだからさ……2人で遊ばないの？」


ラウ「……そんなの無理だよ」


阿部「どうして？」


ラウ「僕ばかりに時間使わせるの申し訳ないから……」


いつまで経ってもネガティブなの自分でも嫌になる。それでも嫌われない様にって事を先に思って素直になれない。


阿部「ラウ……もっとわがままになっていいんだよ」


わがままなんて言って嫌われない？めめや康二くん達にこいつウザイって思われない？


ラウ「阿部ちゃんごめんね……僕には無理だよ」


阿部ちゃんが眉を下げて困り顔。僕はどれだけ周りに迷惑かければ気が済むのだろう。


渡辺「何2人でコソコソ話してるんだよ！ラウール今度水着買いに行くから予定空けとけよ！」


ラウ「翔太くん……ごめん……僕行けないや……」


僕がそう言えばみんな急に黙り込んだ。


渡辺「なんでだよ……」


ラウ「やっぱり僕ここにいるべきじゃないのかも笑」


僕には眩しすぎた。僕が居ていい場所じゃないよね。


向井「ラウ何言ってるん？」


ラウ「みんなごめんね……僕先に帰るね」


みんながキラキラしてるから勘違いしちゃった……僕もそうなれたように錯覚してただけ。


多分ずっと居たら僕は絶対欲を出してしまう。


もっと楽しみたい……もっとみんなと居たい……もっとめめと仲良くなりたい……


そうなる前に自分から手を引くんだ……


みんなから嫌われる前に……

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