ミルクとコーヒー2

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目黒side



やっぱり夏祭りに誘いたくて聞こうと思ってたら佐久間くんがやってきて聞けなかった。


肉を焼きながら考える。


やっぱり誘って嫌がられないかな？みんなと行きたいって言われたら……


そんな事考えながらぼーっとしてた何やら食べてる人達の様子がおかしい。


佐久間「おや？みんなどうした？」


ラウ「2人ともごめんね……バイバイ」


目黒「えっ……？」


なんで急に帰るんだ？


深澤「ラウ待って！」


岩本「……ふっかはここに居て。俺送るよ」


ラウは岩本くんの車に乗せられて行ってしまった。


目黒「康二どうしたんだよ……」


向井「分からんけど急にプール行かれへんって言い出して……そしたらここに居るべきじゃないって……」


深澤「みんなごめんね。ラウの悪い癖が出ちゃったかな……」


阿部「そうだね……」


渡辺「どういう事だよ」


深澤「昔からラウは自分の欲求は全部隠してた。俺らですら苦労したんだよ……ラウが素をさらけ出せるようになるまで何年かかったか……」


阿部「ダンス以外はわがままも自分の意見もほとんど言ったことないかもね」


宮舘「ダンスでは言えるんだ？」


佐久間「ラウはダンスだと素直になれるみたいでさ……その時だけは自分の意見バンバン言うからみんなびっくりしたよな笑」


深澤「だからさ……めめ達には大丈夫かなって思ってたんだけどな……やっぱりだめだったか」


向井「だいぶ心開いてくれてると思ってたんやけどな……」


渡辺「俺もめめと康二には心開いてる様にみえたけどな。めめが救ってやるべきなんじゃない？」


目黒「えっ……俺？」


渡辺「いい加減はっきりしろよ！友達でいたいのか先に進みたいのかはっきりしろっ！」


目黒「……」


向井「しょっぴーどういう意味なん？」


康二は何も知らない。俺の初恋がラウな事も。今も尚ラウが好きな事も。


知ったらこれまで築いた友情関係が壊れると思ってたから……

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