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休憩室のソファに座り、向かい側に涼太くんが座る
宮「少しは落ち着いた?」
「うん…あのね、私とんでもないことしちゃったかも」
宮「ん?なに?」
「あの…じつはね、、」
興味本位でマッチングアプリをしてみたこと
そこで翔太くんと出会ったこと
2人きりで会ったこと
少し気になりだしていること
今日、さくらちゃんという存在を知って
それと同時に家庭がある人だと知ったことを
全て涼太くんに話した
宮「…確認だけど…体の関係はないよね、」
「ないよ!このお店に初めて翔太くんが来た時、私ぶつかって転けたでしょ?あれが初対面だった」
宮「そっか、ならよかった」
「家庭があるなんて本当に知らなくて…なんならメッセージも全部見せても大丈夫。みる?」
宮「そこまではしないよ!大丈夫」
「涼太くんのお友達だからきっとこれからもここに来ると思うのね…でも私はもう会わないほうがいい…だからさ、」
宮「辞める、なんて許さないよ?」
「でも!」
宮「言ったよね?俺何があってもAちゃんの事手放さないよって」
「……」
宮「大丈夫、これからも変わらず働いて?美味しいスイーツ作ってよ」
「…いいの?」
宮「もちろん、俺もだけど田中さんご夫婦や、岩本くんもAちゃんのファンなんだから辞めちゃったら悲しむよ」
「…そっか…でもここに居たら翔太くんに会っちゃう」
宮「そこは任せて」
「…」
宮「翔太の事叱るし、ここに来ないようにも言う…あれなら、連絡もするなって言うよ」
「…お願いします」
宮「うん任せて、大丈夫だから何も心配要らないよ…変わらず働いてくれたらそれでいいからね」
「ありがとう」
宮「それよりさ、お腹すかない?」
「…すいたかも」
宮「ふふ笑 さっきね新作作ってみたの一緒に食べよう?」
「いいの?」
宮「もちろん、お昼のチキンステーキも出来るよ」
「食べたい!!」
宮「じゃ、用意するから待っててね」
涼太くんに話せて少しだけ、ほんの少しだけ
気持ちが楽になった
そのまま、翔太くんへメッセージを送ることにした
A翔太くんへ
突然だけどもう連絡取り合うのも会うのも出来ません。
楽しい時間をありがとう。
さようなら
と家族がいる事を知ってしまったのは書かず、
一方的に さよなら をした
宮「おまたせ…どうしたの?暗い顔して」
「翔太くんに…さよなら言ったよ」
宮「そっか、頑張ったね」
「…うん」
宮「、食べよう」
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作者名:aira | 作成日時:2024年3月8日 15時