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それからしばらく経って、さっくんとりょーちゃんもようやく寝室から起き出してきた。
大「ふぁぁ.......みんな、おふぁよ〜........」
亮「ラウ、蓮、おはよ........。もう起きてたんだ」
さっくんは喉の奥まで見えそうな大あくびをして、りょーちゃんはふぁ、と可愛らしいあくびを一つした。
今朝は2人揃ってめちゃくちゃ眠そうな顔をしている。
特にりょーちゃんは目も腫れぼったくて、髪やパジャマも乱れてるし、昨日はあんまり眠れなかったのかな?
*****
ひとまずラウールのおねしょのことを話して、濡れた布団はベランダに干してもらった。
当の本人はめちゃくちゃ恥ずかしがってたけど、さっくんもりょーちゃんも全然怒らなくて、むしろ優しくラウを慰めた。
ラ「ごめんなしゃい........」
亮「ふふ、大丈夫だよ。今日はお天気も良いし、すぐ乾くから。ラウのお布団は明日クリーニングに出すけど、今夜はどうしようか。蓮と一緒に寝る?」
大「ラウ、さっくんのお布団に来てもいいんだよー」
亮「それだと、蓮が子ども部屋で1人になっちゃうじゃん」
蓮「えっ、べつに1人で平気だけど…」
大「そっかぁ........んじゃ、久しぶりに4人で川の字になって寝る?それなら寂しくないでしょ?!」
いや、僕もう小4だし。
1人で寝るから寂しいとか、ないし。
亮「そうだね、俺らのベッドはダブルだから、かなり余裕あるしね」
蓮「だから大丈夫だってば.........」
大「にゃはは、家族全員で寝るのって、久しぶりー!」
僕の話をまったく聞かずに話が進んでいく。
まぁ、いつものことなんだけどさ。
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作者名:anzu | 作成日時:2020年12月17日 16時