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『じゃあ今度は勢い付けて、両手で一周してみよう』
『んーっと、側転しようとして途中で進行方向変える感じで。こう、は?』
岩「あ、それなら…」
岩「出来た」
『良いね良いね。そしたらそのまま回転数増やしたりできる?』
岩「1、2、3、4、…あ、簡単だわ」
『じゃあ後は片手にするだけだ!』
岩「いやそれが難しいんだよ」
『両手で傾き付けつつ回って、行けるタイミングが来たら片手にシフトチェンジするの』
『こう…回って…脚をドンドン上げていって、勢いが十分に付いたタイミングで、回る!』
岩「すげえ」
岩「回って、脚を上げてく…?ここがむずいな」
『あ、そうね君は脚長いからね…じゃあ、脚を振り子みたいに揺らしてその状態でバランス取ってみて』
岩「、んー…」
ゆ「行き詰まってしまった岩本くん。その後も練習を続けますが中々回りながら勢いを付けられません」
『じゃあ1990やめて、1回エアフレアもやってみよっか』
岩「はい」
『1回やるね。エアフレアはー、トーマスって言うんだけど、先ず手だけで体浮かせてグルグル回る』
『脚が60度くらいに上がったら、そっから脚を旋回させながら手をぴょんってして、回っていく』
岩「うわここ難しそーーー」
『これはねー、出来たら楽しいよ』
『多分トーマスはひーくん出来るからやってみて』
『うん!良いね良いね。そのままさ、うつ伏せになった瞬間にお尻上げて!脚回す!』
『勢い付けて手でステップ踏むみたいに!待って!!!出来てる!凄い凄い!!!』
岩「出来てた!?」
『出来てたよ!え!やば!めっちゃ凄い!天才!!!』
岩「うはははっめっちゃ目キラキラしてる」
ス「あははっ」
岩「撮って撮って」
渡「うわっ、あんなにテンション上がってる小晴久しぶりに見た」
『エアフレア出来るなら1990も出来るよ』
岩「さっきの小晴の笑顔見たら出来る気がしてきた」
『んふっ、褒められてるのかな???』
岩「褒めてる褒めてる」
ゆ「その後も練習を続ける岩本くん」
ゆ「練習を開始して約4時間が経った頃…」
深「4時間!?そんなやったの!?」
『回って上げてまーわーるっ。はい』
岩「回って、上げて、まーわーる」
岩「あ、出来た」
『おー!出来たー』
『凄い!お疲れ様ー!』
岩「うははっまだ終わりじゃないけど」
『1回掴めたら出来るよ』
(『DA BOMB』)
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作者名:不明 | 作成日時:2024年1月13日 23時